ヴィータ・ブリランテ終わりました。

c0054498_2329011.jpg10周年記念公演「幻の大真珠ヴィータ・ブリランテ」終了いたしました。一部のお芝居は、「竜神の珠と乙姫」という浦島太郎が死んで100年後の創作寓話でした。大まかなストーリーは、「伊豆の海の竜宮城から、箱根にある浦島太郎のお墓の供養を頼まれたカメが、箱根に向かう途中で様々な災難に会い、しまいには地獄に落ちてしまいますが、死後もカメを見守っていた太郎の御霊の導きで元の海に戻れる。」という話です。しかしそもそも太郎は、なぜ竜宮城に行っただけで死んでしまったのでしょう?実は海と陸上の間には結界が存在するので、そこを自由に行き来できるカメも、その背中に乗った太郎も必然的にリスクを背負い込むのです。何かを超越した力や財を得たものが、自分の命を犠牲にしないといけない・・・これは東西の民話や寓話に共通するテーマです。カメは水陸を行き来できる自由ゆえに、どこか道を踏みはずした雰囲気をかもし出しています。そのカメの更生を促すのがやはり水陸を行き来できる竜宮の女スパイ、ロマンス・カニ子で、アウトローなカニとカメがこの物語の主役でした。
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竜宮城の乙姫達は、陸上で行方知れずになっている浦島太郎の墓前に竜神の珠を供えてほしいとカメに頼みます。
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墓参に行く気など毛頭無い悪いカメは竜神の珠をネコババします。ところが足を滑らして箱根の芦ノ湖に転落、目が覚めるとそこは地獄の賽の河原で、鬼や亡者に地獄攻めに合います。

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カメの苦しみを見かねた地獄のお地蔵様が、自分を背負ってカメに賽の河原に飛び込むように言います。真っ暗な水面に飛び込むと、水底でから大きな光の筋が差してます。それは現世に通じる出口の光であり、生命の「生きたい」という原始的な欲求が見せた幻でもありました。その幻想は龍神の珠達の踊り「海と真珠のアダジオ」へと連なります。
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 再びカメが目覚めると、箱根山の芦ノ湖の辺でした。地獄から背負ってきた地蔵菩薩はなんと探していた浦島太郎のお墓で、一度背負った太郎が、今は墓石となってまたカメの背中に乗った因縁に驚くのでした。善良な気質のカニの促しでカメは再び地蔵を背負い、供養の旅に出ます。
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二部は「黒真珠の酒場」。スペインの酔狂な酒屋の親父さんが、街の踊り子たちを店に呼んで闘牛にちなんだ踊りを踊ってもらうという一幕です。オペラカルメンのジプシーダンスの曲で創作したダンスと、バレエドンキホーテの酒場から抜粋した曲を交互に踊り、噴水キャバレエにしては大人びた雰囲気に仕上がりました。
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 今回2日間開催、しかも二幕ということで、稽古時間が通常の2~3倍かかりました。衣装や小道具も特殊なものばかりで製作過程は辛かったですが、おかげさまでお客様にも沢山、楽しかったとご感想頂きました。ありがとうございます。噴水キャバレエは冬にライブを一作品ご用意いたしますので、またの告知にご期待下さいませ。
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by purima3 | 2012-09-17 23:19 | 噴水キャバレエ公演 | Trackback | Comments(0)

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